緊縮財政と国民の選別にフェミニズムが融合

緊縮財政は国民の選別を生む

財源問題が「救うべき国民」と「切り捨てるべき国民」との選別に

緊縮財政を進めたい側としては、財源が足りないということを理由に社会保障の予算も絞る必要が出てくるため、必ず誰かを犠牲にしなければならなくなってきます。
そして植松聖は障がい者に成田悠輔は高齢者に、その矛先を向けたわけなのです。そしてその根底にあるのがこの「緊縮財政に起因する社会保障費の切り詰め」を背景にした国民の選別が原因になってくるわけなのです。

植松聖がハマった罠

このポスターには「遺伝性の疾患を持つこの患者は、その生涯にわたって国に6万ライヒスマルクの負担をかけることになる。 ドイツ市民よ、これは皆さんが払う金(=税金)なのだ」と書かれています。

いわゆる「俺たちの税金ガー」という煽りでもあるし、現役世代はもちろんのこと「将来世代へのツケ」という煽り方もあるでしょう。
税は財源ではないという知見は比較的最近の話で、注目されだしたのもリーマンズショックやコロナ禍などで新自由主義の限界を突きつけられたことによる所も大きいでしょう。
(税収だけこそが財源と固執すると黒字運営に固執した緊縮財政になり、この緊縮財政が「小さな政府」を作り出した結果として新自由主義を推進することになるからです。)

そして植松聖は「日本は多額の借金を抱えていて障がい者を支える余裕はない」と主張しているのです。
「日本は多額の借金を抱えて」と言う当たりが典型的な「財政破綻論」な訳なんですが、この財政破綻論を持っていると緊縮財政以外にはなり得ません。

存在自体が税金の無駄遣いになっている国民をあぶり出そうとする

ムダが許せないなら、当然にそのムダを生み出している犯人を探そうとする。掘り下げると「公共財の減耗損」(=ただ公道を歩いているだけでも道路には微小な減耗損が生じるなど)を考慮してまで、その犯人こそが「生きていてもムダな人間」だとして排除せよという思考も生まれる。そういう意味で植松聖は障がい者を犯人にしたわけだし、成田悠輔も高齢者を犯人にしようとしているではありませんか。

ここでフェミニストがどう絡むか

いわゆるタカ派のフェミニストたちが自分たちにとって所有価値があるかという基準の下によって容姿でジャッジした「キモい男」たちを「奇形」と見なし、「遺伝性の疾患を持つ患者」と広義に扱うからに他なりません。

あとどうしたいかは、もはやナチスと同じ事です。
安楽死処分すべきと出てくるでしょうね。

この人たちにとって「キモい」とはルッキズムによって「生きるに値しない生命」だということを優生学と市場競争原理を用いて裁いた結果に過ぎないのです。

違うのはナチスがこの政策を採った理由が軍事費の捻出のために福祉予算を削減することにあったためで、財政破綻論を抱えたタカ派フェミニストやそれに追従する共産党が考えていることは軍事費の捻出ではなく、税金の無駄遣いを正してPB黒字化、国の借金の削減をすることにあるという点で違いがあると言えます。

そこにフェミニズムを取り込んだ日本共産党の最悪のシナリオ

ナチスのT4作戦を思わせる予算のトレードオフ

不都合なエビデンスは隠します。
だから「ジェンダー平等」という漠然とした言い回しを最前面にしてしつこく言うのです。
実際タカ派の台頭により現在展開されているフェミニズムの本質は旧来前提とされてきた図の左側のものとは違い、図の右側にあって、更に下にいる男は女性にとっては「需要がなく」、市場原理を以てして不要な存在なので排除しようとします。

そこに目を付けたのが日本共産党です。
PB黒字化、国債の償還のために血眼になって税金の無駄遣いをなくすことに執心していますから、税金の無駄を生み出している人間には消えてもらおうと考えるでしょう。
そこまで思い詰めていないと、かのような「差別主義者」との連帯だなんてありえない

人口削減によって少数精鋭化を進めれば税金の無駄遣いになるような劣った国民のいない社会への「構造改革」が実現されます。
人口が減れば人々が生活することで排出される温室効果ガスの削減にもなりますし、無駄な資源の費消も、無駄な公共財の減耗損までも抑えられるでしょう。

頑なに緊縮財政に固執するのは結局国民の選別と人口削減が背景にあるのでしょうね。
どれだけ「国民のいのちとくらし」という言葉を掲げても、この緊縮財政政策に固執する限り、誰かを犠牲にすることなしに実現できないものにしかならない。
合理性をとことん追求するのであれば、人道や道徳に背を向けることは厭わないつもりなのか。
そういうのを本来の意味での「マキャベリズム」というのだけど。

財政破綻論にしがみ付いていたら植松聖のような思考に陥るから離れろ」と言いたい所ではありますが、やはり国民はもとより政府の財政も健全であるために「質素清貧であるべし」という固定観念に支配されているのか、聞く耳はないのでしょう。

雑記

バブル時代から既にできてると思いますが

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家事や子育ても全部男性がする時代って既に平成バブル時代からできてると思いますが。
アッシー、メッシー、ミツグ君と既にこの頃から男は女性に利用されてナンボの時代なんですから、結婚してもらいたければ、それぐらいできて当たり前という認識で、当時中学生のあたしは、家事はこなせるようスキルを付けるつもりでいましたからね。
このころから主導権は一方的に女性が握る時代が出来上がっているのですから、どれだけ男の方が歩み寄れるかが関係性の肝になるものだと思ったものです。
そういうご時世なんですから、女性に家事への協力なんて最初から期待してはいけない。男ならどれだけ「一人で背負いきれるか」を問われる時代でもあるということです。

ない袖振れないし、その程度の収入しかない生産性のない者は…

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要は「生産性がないから」死ねということでしょう?
「ミツグ君」としてただひたすら女性に貢ぐために稼げないような生産性のないクズを生かしておくと税収も望めないうえに税金の無駄遣いになる。無駄な食い扶持で食糧も費消するわ、無駄にエネルギーを消費するわ、ただただ糞尿を垂れ流すだけだから殺してしまえという発想なのでしょうか…

財政均衡主義にのめり込むとそういう発想にもなりやすいですね。とにかく税金の無駄遣いになっている犯人捜しをして排除しようとする発想。成田悠輔が「高齢者は集団自決」と言ったのも理屈は同じ事なんだから。

年収1億あるんなら、持て余してしまうからその分は貢いでもいいけどね。ないものは貢ぎようがない。
とにかく、ないものねだりしては、ないことを努力不足だと詰ってくるわけ。
ひたすら追い詰めるために粗探ししているようにしか思えないわ。

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