日本共産党も第二の植松候補の巣窟に

第462回:植松被告がキレた理由 「日本の借金」を、なぜあれほど憂えるのか。の巻(雨宮処凛)
「日本は社会保障を充実させていって100兆円もの借金を抱えることになりました。あなた自身はそれをどう思いますか?」「僕の言うことを非難する人..

植松被告と日本共産党の共通点

「そもそも借金で何かをするということ自体、考えられないですよ」

この一言、そっくり共産党の「『政府の財政』の考え」に当てはまる
原則として財源は税以外認めないというスタンスなのは、
財政法第4条に対する執念からも見て取れます。
私の知る限りこの財政法第4条に対する異常な執着があるのは、
共産党と財務官僚と藤巻健史&タケC軍団あたりでしょう。

元維新の参議院議員だった藤巻健史とギアが噛み合っている時点でおかしいと思いますよ。
最早維新と共産はコインの表裏ということを示します。
削るべき予算の標的が違うだけでどこかの予算を付けるためには
どこかの予算を削るという藤巻健史の言うところの「財政トリアージ」をやるのは同じ。

維新がBの予算を削ってAの予算を付けるとしたら、
共産党はDの予算を削ってCの予算を厚くすると言っているに過ぎません。
削るのがBかDかという話に過ぎず、
必ずどこかを削らなければならないという強迫観念があるのがダメ。

マジでヤバいと思いました。
そこでギヤが変な所に入ると彼のようになるから。
とういうか、片足を突っ込んでいるので危機感を持っている
だからこそ離党してでも厳しく批判せねばならない。
本質的に言えば新自由主義と闘える政党であらねばならないからだ

「クニノシャッキンガー」と騒いでいる輩は、
緊縮財政を通して「小さな政府」を作ることで新自由主義を推進する勢力ばかりだ。
藤巻健史とか上野千鶴子とか、共産党は後者にゾッコンな様子。
(竹中平蔵については言うまでもなかろう。)

「借金」という言葉に強烈なアレルギーのある両者

彼は至って真面目な“優等生”で寧ろ馬鹿真面目と言ってもいい

「僕の言うことを非難する人は、現実を見てないなと思います。勉強すればするほど問題だと思いました。僕の考え、どこか間違っていますか?」

機械的な合理性を追求するのであれば、間違ってはいない。
しかし、その機械的な合理性を追求するのが正しいことだとするのなら人として間違っている
人として持ち合わせるべき「良心」というのが欠落しているからだ。
ある意味サイコパス的な思考回路を彼は持ち合わせているとも言える。

たしかに彼は真面目で勉強熱心だ、藤巻健史や米山隆一にも通ずる馬鹿真面目なまでに。
ただ、勉強するにしてもその「中身が著しく偏っていた」のだろう。
少なくともケインズを概要でも知っていたら、そのような発想にはならない

一方私はマルクス一本槍では時代の変化には対応しきれないであろうと、
後人のケインズやヴェヴレンをかじっている。
このことがMMTを受容できた要因でもあるだろう。
そもそも共産党はMMT以前に財政均衡主義でケインズの段階から受容していない。

共産党も至って真面目な“優等生”

むしろ優等生であろうとするからこそ、「借金をするなんてとんでもない」という思考になる。
真面目な生活者なら収入相応の生活をし、決して借金をして贅沢などしてはならないと考える
問題なのは政府の財政と家計を一緒くたにしているところ。
真面目に政治やっているのであれば、無駄遣いして借金を作るなどあってはならないとする。
いわゆる真面目に政治やっていれば当然に財政均衡主義であるべきだとするわけ。

しかしハッキリ言わせていただくと、
新自由主義を止めるのに財政均衡主義が邪魔なんですわ。

彼もまた新自由主義が生み出した怪物
国の借金問題でその後を追ってどうする。
我々は新自由主義を止めるのではなかったのか?
私は3ヶ月悩んだ末、2021年11月末付で離党を決断した。

「清く正しく生きるべき」だという思いがそうさせる

そうあろうとするは共産党は更に与党を厳しく批判する立場上、
足許をすくわれないよう隙を見せる訳にはいかないから。
「罪のない者だけが石を投げよ」というのがあるから、罪があってはならない。
だからこそ襟を正して、日頃から真面目な姿勢をとらなければならない所。
逆にそれが「堅苦しい」と煙たがられる原因でもある。
若者への反応もイマイチなのもそこに原因の一つがある。

ただ、千葉県委員会の書記長が不祥事を起こすなど、たがが緩んでいるとしか思えない。
これは当分の間、足許掬われるよ。
さんざん女性を神聖化しておいて、この矛盾を示す不祥事は信用をなくす。
私とて女性の人権のために不要不急のコミュニケーションは避けてたわけだし。
使えない男とのコミュニケーションはタイパが悪いとして強烈に嫌がられるからだ。

違うのは排除の対象とする“矛先”だけ

税金の無駄遣いにしている穀潰しは誰か

植松被告は障がい者を矛先に向けた
別件だが、成田悠輔は高齢者に向けた
では日本共産党はというと「キモいオジサン」なのである。
税金の無駄遣いは許さないとなると、
誰が税金の無駄遣いになっているかと血眼になって犯人捜しをするから。

そしてなぜ私が反緊縮勢に転向したのかと言えば、
血眼になって税金の無駄遣いになる犯人捜しをする必然性がなくなるからですよ。
税金の無駄遣いになっている犯人捜しなんてしていたら国民の分断にしかならない

障がい者も高齢者も努力を怠ったからそういう立場になったわけではない。
しかしキモいオジサンは女性から「キモい」と思われないよう、
女性から需要のある人材であるよう努力を怠ったのだから、これは自己責任
だと言う。

障がい者や高齢者を税金の無駄遣いとして排除するのは、良識のある人から
厳しい批判が来るのは当然にあるのは分かっている筈です。
しかし、税金の無駄遣いする犯人を見つけ出して排除しないと国の借金は減りません。
そこで矛先を向けられて反撃に出られても、
確実に自己責任論で論破できる標的探しており、外部の広告塔の協力を得て見つけた。

連帯する相手が国民の分断を煽る勢力

なぜ日本共産党がそうなったのかというと、
始めからこのような排除対象のターゲティングをしようとしたのではありません
ジェンダー政策の一環として女性の意向を第一に考えた政策を進めている
これが発端にあるわけです。

その結果として、上野千鶴子や仁藤夢乃らのような人と連帯したのが問題。
この人たち「非モテの男は不良債権化する」とか、
キモいオジサンNO」という優生思想や市場原理を以て、
男の存在価値を測るような人たちでもあり、
女性に必要とされないなら排除されて当然とも考えています。

このような人たちと連帯した結果、女性の自由と権利を配慮した結果として
「キモいオジサン」が税金の無駄遣いする犯人とされてしまった。
問題は上野千鶴子や仁藤夢乃らを全女性の代表と位置付けて、
この人たちに追従しておけば、全ての女性のための政治を実現し、
女性票をガッチリ固められると安易に付和雷同していったのが問題です。
そもそもこの人たちの言うことが女性の意向を全て代表するというのがおかしい

このような人たち連帯するという議論はした覚えがない

更に問題なのは、その方針が末端で議論されることなく醸成されたことで、
党の総会など正規の意思決定を通してではなく、
専ら赤旗の記事を経由して指針が作られていった点が問題でしょう。
なぜならば、赤旗の編集方針に一般の党員が口を出したり、
支部で議論などする機会はそもそも存在していない


最も共産党に対する不信感の始まりは、
山下芳生参議院議員のツイート炎上直後の赤旗日曜版の顔ぶれで、
そこで「女性からの需要がない男は淘汰させよ」という
優生思想剥き出しの“上野千鶴子”を出すか?
という所で、誰に向かって政治をしようとしているのかということと、
あえてこの人選をしたことに共産党の優生思想を垣間見たわけです。

これ、間接的に共産党から「女性に必要とされていないのだから、死ね」
自殺を勧告されるような思いでした。
※実際に羽鳥だいすけという中野区議から「容貌を理由」に「死ね」と言われた。
 もっとも、彼もまた上野千鶴子や仁藤夢乃らの受け売りであろうとは思う。

単に優生思想なだけじゃない、「女性からのニーズや要望」を背景に
ヒト・モノ・サービスの存在価値を裁いていくという歪な市場原理主義に
傾倒している時点で、共産党としてはまずおかしいのです。
これは埼玉県で起きた撮影会を中止させるよう埼玉県議団が圧力をかけたことでも
問題になってきます。

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