結局「地方の努力不足」のせいですか

地方への「移住婚」なぜ女性だけに60万円? 政府が検討する東京一極集中歯止め策に効果はあるか:東京新聞デジタル
政府が「移住婚」の女性に60万円を支給する施策を検討している。東京23区に在住・通勤する独身女性が、結婚のため地方に移住する場合、自治...

60万如きで女性が譲歩するとして女性をナメているという理屈

まぁ、確かにそうですね。
メンツが命より大事な今どきのタカ派フェミニストからすれば例え3億、10億といくらカネを積まれても「地方のダサい男」との結婚なんて意地でも願い下げでしょう。
あくまでフェミニストにとっての結婚は「勝ち組」になるための手段として「顕示的所有物」という位置付けで男を見ているのであって、他者に対して優越感を得られるだけの所有物としての価値がなかったら眼中に入るわけがありません。

地方は保守的で女性差別ばかりという決めつけ

地域の共同体が女性の自由を奪っているという論理

要するに地縁や地域の人がする「余計なお節介」が女性の自由な選択を阻害していると受け取るわけです。この「余計なお節介」を家父長主義(パターナリズム)だとも言われ、共同体を破壊する大義にされたりもします。

『フェミニストが共同体を嫌う本質がここにある』
むしろ経済的な問題以外の部分が多いかも 少子化が経済的な問題“だけ”なわけがないのだが、何か経クラはそういう風に考えなアカンみたいな縛りでもあるんかな。経済…

あちらでも書きましたが、この地域共同体にいる「お見合いおばさん」が女性の自由を抑圧している地域共同体の「悪の象徴」として受け取っているものと考えられます。女性が自由であるならばミクロ合理性に則り、世界中から最高のものを選抜できるはずだと考えているため、それを阻害されることを女性差別と受け取るわけです。地域の人が勝手にレベルの低い男を押しつけてくるなど言語道断だというのです。

女性はロックマンが大好き?

ロックマンと言ってもゲームのキャラではありません、「超自立」した男性のことを言います。
超自立した男性は「女性には何かしてくれるとは全く期待しておらず、(女性の分も含め)全て自分一人で背負い込むという意識の高さ」を持ち、決して他人に弱みを見せようとはしません。故に女性にとっては一方的に尽くしてくれるという片務的な関係を期待するにはもってこいというわけです。
男が長時間労働で生活費を稼ぎ、家事も育児も一人で全部背負い込んでくれたら、女性は労苦から解放されて自由を謳歌できると考えているからでしょう。

「東京都港区」のようなブランドを作れない地方の努力不足を詰る

女性が地方を嫌うのは「キラキラ」がないから

地方住みを嫌う女性の多くは「日常生活の一コマ一コマがインスタ映えする『キラキラ』したものがない」から地方に住むのを嫌がるんです。要はSNSなどを介して「他人に自慢してマウントを取れる生活」が地方にはないということを意味しているのでもありますし、「港区女子」が「勝ち組の象徴」になるのも東京都港区での暮らしに「キラキラ」を求めているから他なりません。これは生活環境すらもライバルにマウントを取るための手段と考えているためです。
地方転勤のある総合職に女性が少ない原因も「キラキラ」のない地方転勤が嫌で総合職を望まないというのもあるでしょう。

故に、地方が女性から嫌われるのは地方が「勝ち組の象徴になるようなブランディング」を怠ってきたからだとこの東京新聞の記者は言いたいのでしょう。

ここまで勝ち組になってマウンティングを取ろうとすることに固執する原因は部活動だけではなく、人生にすらも「勝利至上主義」が蔓延しているからではないかと見ています。勝利こそが「人の価値を客観的に証明できる」唯一無二の証拠として位置付けられているからではないでしょうか。

本体が地方紙なのに上から目線

東京新聞って本体は中日新聞という地方ブロック紙なんですが、何ですかねこの地方は意識が低いという上から目線。名古屋が東京からバカにされてるからより高みに立って見下してやるというダサい発想。対抗して上に立つのではなく、スルーして独自性を通した方がいいのではないかと。
かつて尾張藩は吉宗時代の幕府の方針に従わず独自路線に立ったことで尾張藩は栄えたわけでもあります。(幕府の方針に従い緊縮財政を行った各藩は軒並み不況で苦しむ結果となったのです。)

論調の変化が気に掛かる

財務省言いなりという論調も問題ですが、これは野田政権時代に消費税の増税を批判する社説を書いて財務省からの報復として外局の国税庁を解して嫌がらせ目的の税務調査が入って痛い目に遭っているのでそうせざるを得ないのでしょうが、この「地方の『男性ばかり詰る』論調」もフェミニストからの恫喝に怯えているのか、それとも読者確保のために重点的にそう言う意識高い系をターゲットにして他社との差別化を図っているからなのか。

他社との差別化としてそのようなフェミニストに迎合するような論調にしているのであれば、意識高い系に集中して読者層を囲い込もうという「選択と集中」という経営戦略からと言えるでしょう。ただ、「選択と集中」という戦略は限られた資源で大きな利益を得られる魅惑的な戦略ではありますが、失敗すれば目も当てられない事態にもなります。シャープの凋落も「選択と集中」で液晶テレビに経営資源を集中させた結果として失敗したからあの様になったわけでもありますし。

しかし、本体の中日新聞ではここまで角々しい論調という訳でもないため、「意識高い系が集う東京」という特性を意識して論調を意図的に変えている可能性はあるでしょうね。
ちなみにこの「意識高い系」ほど、まるで敗者には生きる価値がないとでも思っているかのように人生観が「勝利至上主義」になっていることが多いです

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